今年開催される東京オリンピック2020。
おそらく今選手たちはオリンピックにむけて必死に練習している違いない
また、今回から初種目となったスポーツクライミング。
壁を上ってタイムを競う競技だが、かなりの筋力がいりそうだ
そこで、今回は女子の日本のエースの
野口啓代についてまとめていこう。
野口啓代のプロフィールは?
名前:野口 啓代(のぐち あきよ)
出身地:茨城県龍ヶ崎市
生年月日:1989年5月30日
所属:Team au
出身高校:東洋大学付附属牛高等学校
身長:165㎝
体重:49kg
なお、大学は中退しているみたいだ。
このプロフィールを見て、身長が高いわりに体重が49kgなのだ。
よほどスリムな体をしているだろう。
また、スポーツ上手足が長い方が有利なため、
手足が長いのだろう。
2000年、小学校5年生の夏に家族旅行で訪れた
グアムのゲームセンターでフリークライミングを体験する。
帰国後父親が、つくば市でクライミング施設を訪れる。
昔から群を超えて運動神経が良かったわけではないが、
実家の仕事上(実家は牧場を営んでいたとのこと)
※茨城県にある、野口牧場で検索してみてはいかがだろうか。
壁に登ったり、登るという意味では人よりも多かったに違いないだろう。
小学校から中学校に進学する期間の春休みに開催された
全日本ユース選手権では中高生を押しのけて優勝し、天才少女の出現と話題になった。
2008年7月、フランスのモンタウバンで開催された
ボルダリング・ワールドカップで優勝し、日本人としては
2000年リード・ワールドカップの平山ユージ以来女子としては初めての優勝。
2008年度から新設されたクライミング・ワールドカップ・オーバーオール部門で
初代女子チャンピオンを獲得。
2019年8月に開催された『2019 IFSC クライミング世界選手権大会』(八王子市総合体育館)では
2020年東京オリンピックスポーツクライミング日本代表選考対象の大会となり、
8月20日の女子複合種目決勝間に於いて総合2位となり、野口は世界選手権の日本人選手最上位に与えられるオリンピック日本代表選手内定を獲得した。
なお、野口自身は2020年東京オリンピックを最後に現役を引退することを表明している。
野口啓代の戦績
- 2002年
- 小学6年生で全日本ユース選手権 優勝
- 2003年
- B-Session 年間チャンピオン
- 2004年
- ジャパンツアー年間2位 日本選手権2位 世界ユース選手権ユースB 4位
- 2005年
- 第5回アジアユース選手権 ユースA 優勝
- 世界選手権リード3位入賞・ボルダー 21位
- 世界ユース選手権3位入賞 リード・ワールドカップ・上海大会 15位
- 第1回ボルダリング・ジャパンカップ(神戸市) 優勝
- 2006年
- リード・ワールドカップ・ドイツ大会 16位
- リード・ワールドカップ・シンガポール大会 9位
- 世界ユース選手権 2位
- アジア選手権リード 2位入賞・ボルダリング 優勝
- 2007年
- ボルダリング・ワールドカップ・イタリア大会 3位入賞
- リード・ワールドカップ・加須市大会 12位
- 2008年
- ワールドカップ(レユニオン、スイス、フランス大会)にて入賞
- チャレンジ!おおいた国体(ボルダリング) 優勝
- 2009年
- 第4回ボルダリング・ジャパンカップ(川越市) 優勝
- ボルダリング・ワールドカップ加須大会(加須市) 優勝
- 2010年
- ボルダリングワールドカップ大会(スイス、オーストリア、アメリカ)に入賞
- 2011年
- ボルダリングワールドカップ大会(ミラノ、ログドラゴメール、ウィーン、アイントホーヘン)にて入賞
- 2012年
- ボルダリング・ワールドカップ 中国(重慶市)大会 優勝
- ボルダリング・ワールドカップ オーストリア(ウィーン)大会 優勝
- adidas ROCKSTARS 2012 (ドイツ・シュトゥットガルト) 準優勝
- 2013年
- THE NORTH FACE CUP 2013 本戦(入間市) Women’s Division1 優勝
- 第8回ボルダリング・ジャパンカップ(世田谷区) 優勝
- ボルダリング・ワールドカップ オーストリア(インスブルック)大会 3位
- 2014年
- THE NORTH FACE CUP 2014 本戦(入間市) Women’s Division1 優勝
- 第9回ボルダリング・ジャパンカップ(静岡市) 優勝
- ボルダリング・ワールドカップ大会( 中国、バクー、グリンデンワルト)にて入賞
- 2015年
- ボルダリング・ワールドカップ 大会(カナダ、アメリカ、中国)にて入賞
- 2016年
- 第11回ボルダリング・ジャパンカップ(加須市) 優勝
- 全日本クライミング・ユース選手権リード競技大会2016(印西市) 優勝
- アジア選手権ボルダー 中国大会 優勝
- 2017年
- 第12回ボルダリング・ジャパンカップ(渋谷区) 2位
- 日本選手権リード競技大会(加須市) 優勝
- ボルダリング・ワールドカップ 八王子大会 2位
- 2018年
- 第13回ボルダリング・ジャパンカップ(世田谷区) 優勝
- ボルダリング・ワールドカップ 大会(スイス、ロシア、中国、日本、アメリカ(マイリンゲン)大会 3位
- 第1回コンバインド・ジャパンカップ(盛岡市) 優勝
- 2019年
- 第14回ボルダリング・ジャパンカップ(世田谷区) 2位
- ボルダリング・ワールドカップ 大会(スイス、中国)にて入賞
そもそもスポーツクライミングとはどんな競技なのか?
競技の内容を説明していこう。
スポーツクライミングとは?
スポーツクライミング競技の歴史は新しく、
1989年に開催されたワールドカップが最初の国際的な規模の正式な大会。
しかし元々フリークライミング人口の多かったヨーロッパを中心に急速に発展し、1991年には世界選手権がスタートし、
そしてリード種目のみが開催されていた大会も1999年までには現在と同じ3種目が開催されるようになった。
その3種目といえば、
リード
ボルダリング
スピード
の3つである。
リードとは?
スポーツクライミング競技の中で古い歴史を持つのがリード種目。
ロープで安全が確保された競技者が十数メートルの壁に設定されたコースを登り、
その到達高度を競う競技。
極端にいえば制限時間内にどれだけ高く昇れたで勝負が決まる。
そのため、
持久力、
俊敏性、
ゲームが始まる前の計画、
準備、
イメージトレーニング
などがカギとなってくるだろう。
そのキーとなる部分がどうやってうまくこなしていくか。
リードの競技方法
リードクライミングは高さ12m以上の壁で、
最長60手程度のコースをどこまで登ることが出来るかを競う種目。
選手はロープの繋がったハーネスを装着し、
途中の確保支点にロープをかけることで安全を確保しながら登り、
最後の支点にロープをかけると完登とみなされる。
一般的には予選、準決勝、決勝の3ラウンドで行われ、
予選では2本、準決勝と決勝では1本のコースにそれぞれ1回のみトライできます。
競技の制限時間は1本のルートにつき6分間。
トライをする前の選手は、基本的に他の選手のトライを見ることはできませんが、予選では予め実際にもしくはビデオでデモンストレーションを見ることが可能。
準決勝と決勝では進出選手皆で予めオブザベーション(コースの確認)をすることができる。
準決勝には26名(予選が2グループに分かれた場合は13名ずつ)、決勝には8名進出できるというのが一般的といわれている。
順位は、各選手の獲得高度(どの高さまで登ることができたか)で決まり、墜落・時間切れ・反則をした時点での高度が獲得高度となります。
もし獲得高度の同じ選手がいた場合にはカウントバック(前ラウンドでの順位が高い選手を優先する仕組み)が適用され、
それでも同順位の場合は獲得高度までのタイムが短い選手が上位となる。
- オブザベーション
- 日本語で観察の意。スポーツクライミングでは登る前にコースを見て、手順などを予測する行為を指す。
- カウントバック
- 同じラウンドで同じ成績の競技者が出た場合の順位決定方法。スポーツクライミングの場合は1つ前のラウンドの成績が採用される。
ボルダリングとは?
高さ5メートル以下の壁に設定された複数のボルダー(コース)を、
制限時間内にいくつ登れたかを競う競技。
各ボルダーの制限時間内であれば複数回トライできますが、少ない回数で登ることも重要な要素である。
最大の特徴としては、ボルダーを登るための一つ一つの難易度や強度、不安定度がどの種目よりも高い。
そのため、筋持久力や難しいコースを登る対応力がカギとなってくる。
ボルダリングのルール
ボルダリングは高さ5メートル以下程度の壁で、
最大12手程度の複数のボルダーを対象にいくつ登ることができたかを競う種目です。
選手は安全器具等を装着しませんが、地面には落下時の衝撃を吸収するマットが敷かれている。
ボルダーは定められたスタート位置から始めて、トップホールドを両手で触り安定した姿勢を取ると完登とみなされるのだ。
一般的には予選、準決勝、決勝の3ラウンドで行われ、予選では5本、準決勝と決勝では4本のボルダーに制限時間内であれば何度でもトライ可能。
予選と準決勝は各ボルダー5分間、決勝は各ボルダー4分間で競技が行われる。
準決勝には20名(予選が2グループに分かれた場合は10名ずつ)、
決勝には6名進出できるというのが一般的。
予選と準決勝はベルトコンベア方式という形式で行われることが一般的であり、
各選手は「5分間の競技」と「5分間の休憩」を交互に繰り返し4ボルダーないし5ボルダーの競技を行う。
選手は5分間の競技時間でオブザベーションも行う必要があり、他の選手のトライを見ることができない。
決勝はワールドカップ決勝方式という形式で行われることが一般的であり、1ボルダーに対して全ての選手が「4分間の競技」を終えた時点で皆で次のボルダーに移る。
他の選手のトライを見ることはできませんが、進出選手皆で予め各ボルダー2分間のオブザベーションを行うことが可能。
順位は「完登ボルダー数」で決まり、同数の場合は各ボルダーに定められたゾーンと呼ばれる高度に達した数である「ゾーン獲得数」で順位が決まる。
「完登ボルダー数」「ゾーン獲得数」」が同じ場合は「完登に要したアテンプト」「ゾーン獲得に要したアテンプト」の順番で順位が決定。
これらも同じであった場合は準決勝の順位を考慮するカウントバックが適用。
スピードとは?
いかにはやく駆け上がることができるか。
スピードクライミングはそのためにトレーニングを積み重ね、
コンマ数秒を競い合うスプリント競技である。
スピードのルールは?
スピードクライミングは高さ10メートルもしくは15メートルの壁で、
予めホールドの配置が周知されているコースをどれだけ早く登るかを競う種目。
選手はロープの繋がったハーネスを装着しますが、トップロープ(ロープが終了地点付近で予め支点確保されている)スタイルで行うため、途中の支点確保は必要ない。
一般的には予選と決勝トーナメントで行われ、予選では同一コースが配置された2つの壁でそれぞれ1トライずつの計2トライ、決勝トーナメントではどちらかの壁で1トライのみ行うことが可能。
予選は2トライのうち早い方のタイムを使用することができ、基本的には予選参加者の上位16名が決勝トーナメントに進出する。
決勝トーナメントは順位の高い選手と低い選手が1回戦で当たるように組まれ(1位と16位、2位と15位、等)タイムの早い選手が勝ち上がります。タイムが同じ場合はカウントバックが適用されますが、準決勝(残り4人)と決勝(残り2人)のラウンドで同じタイムの場合は、もう一度競技を行うのだ。
国内では競技誕生以前からヨーロッパやアメリカの影響を受けたフリークライマーたちが、
各地でクライミングの文化を伝えていき、競技確立後も平山ユージが1991年の第1回世界選手権で銀
メダルを獲得するなど古くからの強豪国として知られているのだ。
現在では多くの世界大会で日本人選手が表彰台に立つ活躍をみせ、2年連続ワールドカップのナショ
ナルランキングで優勝。
世界で初めて五輪種目としてのスポーツクライミング競技が東京で行われることとなり、
多くのメダルの獲得が期待されると共に、
日本のクライミングシーンも大きなターニングポイントを迎えている。
野口啓代の彼氏は?
野口の彼氏は今まで楢崎智亜と噂されてきていた。
同じ競技の楢崎智亜(Team au)選手と
付き合っている付き合ってないの噂が
立った。
また、2019年に千葉啓史トレーナーと契約を結んだ。
もしかした千葉トレーナーと付き合い今後
さらに進化していく可能性はどうだろうか。
これから彼氏が出来るとすれば
オリンピックで良き男性と出会う可能性もある。
また、海外での試合も多いため、外国語など話せたり顔みしりになってくるだろうから
そこでの発展などあるかもしれない。
とにかく今のところはスポーツが彼氏といったところだろうか。
野口のコメント・今後の意気込み
2020年1月11日にJMSCA表彰式があった。
楢崎智亜など選手がいる中、野口はこうコメントしている。
野口啓代
2019シーズンは世界選手権でオリンピックの内定を頂くことが一番大きな目標だったのですが、そこで見事内定を頂くことができて最高のシーズンになりました。今年の東京オリンピックでは、みなさんもご存知の通り、競技人生の最後の大会にしたいと思っています。今年でクライミングを始めて20年、競技を始めて15年になるので、最高のパフォーマンスをみなさんにお見せしたいと思っています。
オリンピックの日程
日時: 8月4日(火) 17:00 – 22:40
- 男子複合予選 – スピード
- 男子複合予選 – ボルダリング
- 男子複合予選 – リード
日時: 8月5日(水) 17:00 – 22:40
- 女子複合予選 – スピード
- 女子複合予選 – ボルダリング
- 女子複合予選 – リード
日時: 8月6日(木) 17:30 – 22:20
- 男子複合決勝 – スピード
- 男子複合決勝 – ボルダリング
- 男子複合決勝 – リード
- 男子複合表彰式
日時: 8月7日(金) 17:30 – 22:20
- 女子複合決勝 – スピード
- 女子複合決勝 – ボルダリング
- 女子複合決勝 – リード
- 女子複合表彰式
会場は青海アーバンズポーツパークである。
この会場では3×3のバスケ、
パラリンピックでは
5人制サッカーがある。
楽しみだ。
まとめ
今回から新しく導入されたスポーツクライミング。
初の競技で自国開催ということで、準備はバッチリだ。
今大会で引退を表明している彼女だが、
今回はどこまで行くのか期待だ。
世界選手権では2位が多いがオリンピックでは標準を合わせて
備えてくるだろう。
今回のラストの大会なのでより気合をいれてくるだろう。
彼女を始めて知った方もそうでない方も一緒に応援していこう!!!
メダルに期待だ!!!
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