日常によくある体の不調。
腰痛、膝の痛み、足のむくみなど
原因はその部分そのものにあるかもしれないが
本当の原因は
足部にあるのかも!?
腰が痛いから腰のマッサージ、
膝が痛いから膝のマッサージ、
足のむくみがあるから
なんとなくマッサージ
などなど
原因そのものに着目するのも
良いが、
根本の原因は足部の可能性もあるので
今回は足部へのアプローチということで
話していく。
足部について
足部の破綻とは
「足の踵」が内側の傾斜
「土踏まず」が低い
「足幅」が広い
足部の破綻=回内足/開帳足
回内足とは・・・
引用画像:グーグル画像
踵骨が内側に倒れていて、
土踏まずは完全に消失してない状態のこと
開帳足とは・・・
内側/外側列の直線的配列が
崩れている状態のこと
正常な足部に比べて、
開帳足は足趾が開いている状態なので、
横アーチが崩れるのだ
足部アライメントが崩れる原因とは?
回内足の原因
・内側縦アーチ部への荷重の停滞
そうすることで
距骨が回内して内側縦アーチが崩れる。
すると足部自体も
外反方向へ力が働くので
踵骨が回内するのだ。
日本人の多くは70%以上という出たもあるようだ。
後ろから見るとアキレス腱が外側に倒れている。
また回内足だと股関節が硬くなりやすい。
その原因として、
バイオメカニクス的に
回内足→下腿部内旋→大腿部(股関節)内旋→骨盤前傾→腰椎前弯
結果反り腰により
患者さんが腰が痛いとの訴えがあり、
腰、股関節だけ調整しても効果が薄いのだ。
その為、この記事を読んでくれた方は
反り腰の方をリハビリされる時は
ぜひ足部にも注目していただきたい。
さらなる結果が望むことが出来るかもしれない
開帳足の原因
・歩行時の踵離地時の足部の内/外側へのねじれ
a:踵が内側の向くことで
母趾球過剰荷重
b:踵が外側を向くことで
小指球過剰荷重
になる。
この二つが挙げれられる。
内側縦アーチの荷重停滞と足部破綻について
内側縦アーチ部への持続荷重
持続荷重することで、
ウインドラストラス機構は崩れてしまう
すると、
内側縦アーチが低下
横アーチの低下が発生する
すると
踵骨が過剰に内側に傾斜する
↓
回内足になる
母趾球荷重量の増加
↓
開帳足になる
結果として
母趾機能の破綻/足部のねじれ
になるのだ。
ここから足部へのアプローチを考察していく
まずアプローチを考える前に
目指すべき理想の足部は?
荷重下と非荷重下で形が変わらない
足部を目指す。
非荷重ではもちろん、
荷重位でアライメントが変わらない足部を
作れるのが一番理想だ。
今からアプローチを説明していく
足部へのアプローチ編!
①Windlass肢位の獲得
Windlass肢位とは?
歩行時に、MSt時に荷重が足部に乗り体重全体が足部にのり
つぶれる力が働く。
この時に足底筋膜は底辺で耐えようとする。
その耐えるメカニズムをトラス機構という。
Mst後、Tst、Psw時の地面を蹴る際足趾が伸展するが、
引っ張られた力に対し、
足底筋膜は相反する力が加わるので、
自然と縮まる力が加わる。
これをウインドラスの巻き上げ機構という。
引用画像:動作分析と治療マネジメントより
②ウインドラスの構成要素は?
ウインドラスの構成する要素として
足趾伸展と連動する内側縦アーチの挙上が必要だ
それに伴い、
①MTP伸展可動域(60°)
②踵骨回外/距骨外旋可動域
③リスフラン関節底屈/回外可動域
④脛骨外旋可動域
ウインドラスの評価
ウインドラスの肢位の評価として
まず座位で
足趾伸展に伴い
内側縦アーチの挙上が連動し
アーチが上がってくるかを視診で評価する
理想的な片脚立位と重心移動
歩行について
足首が硬くなる「ハイヒール」にご用心。
日本人はもともと足のアーチが平たい
「扁平足傾向」の人が多く、
約7割にも及ぶ。
「男性のほうが骨格や構造がしっかりしてるいるが
女性は骨格が弱いぶん、足の構造も崩れやすい。
特に踵の高い靴を常用していると、アキレス腱が収縮し、
足首の柔軟性が失われやすい」
私たちが歩く時は、まず踵が着いて、足首が前に倒れ、
後ろに蹴り出すことで前に進む。
一連の動作には「足首がしなやかに動くこと」が
必要不可欠だ。
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