開帳足や回内足の原因は?ウインドラスの評価や足部の治療方法なども紹介!

日常によくある体の不調。

腰痛、膝の痛み、足のむくみなど

原因はその部分そのものにあるかもしれないが

本当の原因は

足部にあるのかも!?

 

 

が痛いからのマッサージ、

が痛いからのマッサージ、

のむくみがあるから

なんとなくマッサージ

などなど

原因そのものに着目するのも

良いが

 

根本の原因は足部の可能性もあるので

今回は足部へのアプローチということで

話していく。

足部について

 

足部の破綻とは

 

「足の踵」が内側の傾斜

「土踏まず」が低い

「足幅」が広い

 

足部の破綻=回内足/開帳足

 

回内足とは・・・

第11回 「O脚だから」と諦めないで!~治療・改善法はあります~|足の悩み、一挙解決|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

引用画像:グーグル画像

 

踵骨が内側に倒れていて、

土踏まずは完全に消失してない状態のこと

 

開帳足とは・・・

 

足の幅が広くなる開張足は治せる! | 気になる猫と健康がいいね!

 

内側/外側列の直線的配列が

崩れている状態のこと

 

外反母趾の前ぶれ~その2・開帳足~ | 神戸三宮|外反母趾・現役ナース外来!足の痛みを改善する、インソールセラピー

 

正常な足部に比べて、

開帳足は足趾が開いている状態なので、

横アーチが崩れるのだ

 

 

足部アライメントが崩れる原因とは?

回内足の原因

内側縦アーチ部への荷重の停滞

そうすることで

距骨が回内して内側縦アーチが崩れる。

すると足部自体も

外反方向へ力が働くので

踵骨が回内するのだ。

第11回 「O脚だから」と諦めないで!~治療・改善法はあります~|足の悩み、一挙解決|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

日本人の多くは70%以上という出たもあるようだ。

後ろから見るとアキレス腱が外側に倒れている。

また回内足だと股関節が硬くなりやすい。

その原因として、

バイオメカニクス的に

回内足→下腿部内旋→大腿部(股関節)内旋→骨盤前傾→腰椎前弯

 

 

結果反り腰により

患者さんが腰が痛いとの訴えがあり、

腰、股関節だけ調整しても効果が薄いのだ。

その為、この記事を読んでくれた方は

反り腰の方をリハビリされる時は

ぜひ足部にも注目していただきたい。

 

さらなる結果が望むことが出来るかもしれない

 

開帳足の原因

・歩行時の踵離地時の足部の内/外側へのねじれ

a:踵が内側の向くことで

母趾球過剰荷重

 

b:踵が外側を向くことで

小指球過剰荷重

になる。

 

この二つが挙げれられる。

 

内側縦アーチの荷重停滞と足部破綻について

内側縦アーチ部への持続荷重

持続荷重することで、

ウインドラストラス機構は崩れてしまう

すると、

内側縦アーチが低下

横アーチの低下が発生する

すると

踵骨が過剰に内側に傾斜する

 

回内足になる

 

母趾球荷重量の増加

開帳足になる

 

結果として

母趾機能の破綻/足部のねじれ

になるのだ。

 

 

 

ここから足部へのアプローチを考察していく

 

 

まずアプローチを考える前に

目指すべき理想の足部は?

荷重下と非荷重下で形が変わらない

足部を目指す。

非荷重ではもちろん、

荷重位でアライメントが変わらない足部を

作れるのが一番理想だ。

 

 

今からアプローチを説明していく

 

足部へのアプローチ編!

①Windlass肢位の獲得

Windlass肢位とは?

歩行時に、MSt時に荷重が足部に乗り体重全体が足部にのり

つぶれる力が働く。

この時に足底筋膜は底辺で耐えようとする。

その耐えるメカニズムをトラス機構という。

Mst後、Tst、Psw時の地面を蹴る際足趾が伸展するが、

引っ張られた力に対し、

足底筋膜は相反する力が加わるので、

自然と縮まる力が加わる。

これをウインドラスの巻き上げ機構という。

 

引用画像:動作分析と治療マネジメントより

 

 

②ウインドラスの構成要素は?

ウインドラスの構成する要素として

足趾伸展と連動する内側縦アーチの挙上が必要だ

それに伴い、

①MTP伸展可動域(60°)

②踵骨回外/距骨外旋可動域

③リスフラン関節底屈/回外可動域

④脛骨外旋可動域

 

 

ウインドラスの評価

ウインドラスの肢位の評価として

まず座位で

足趾伸展に伴い

内側縦アーチの挙上が連動し

アーチが上がってくるかを視診で評価する

 

足趾伸展時他動でも自動でも内側縦アーチが挙上することが重要!(MTP関節60°以上
*MTP関節60°以上とは個人的にやってみたが
健常者がかなり足趾を伸展させないと60°には
ならなかったので高齢者になると
60°足趾伸展は中々ハード
Windlass肢位が不可能な場合は
以下の治療を行う
A:足部/足趾の可動性向上
B:足内在筋の活性化
C:Windlass肢位の保持
A:足部/足趾の可動性向上a:足趾伸展可動性の改善
              b:距骨外旋可動域の改善
              c:第1中足可動性の改善
a:足趾伸展可動域の改善
長母指屈筋の評価
足底筋膜
二つとも足趾伸展において拮抗筋なので、
伸展可動域が制限があったら
制限因子として考えられる。
*長母指屈筋についてまとめているので
よかったらこちらもどうぞ
b:踵骨回外/距骨外旋可動域の改善
下腿内外旋運動により距骨頭内側縁を触診
距骨外旋運動は距骨頭内側縁が消えるまで動かす
膝屈曲位で下腿を外側に倒すことで
距骨は回外方向へ倒れる。
よって距骨の内側縁が消失するくらいまで倒す。
c:第一リスフラン関節可動域の改善
第一中足骨底屈の評価
底屈/回内可動域の改善
母趾伸展に伴い第一中足骨底屈が
明らかに低下している場合に実施
リスフラン関節靭帯損傷 | 横山医院ブログ
    ↓
B:足内在筋の活性化a:足趾屈曲/外転運動
             b:Spread out
MTP関節から屈曲し伸展する力をつける
=内在筋の獲得
a:足趾屈曲可動域の改善
足関節背屈域から底屈域まで
*その際中足骨頭が出現するまで動かす
(2~4指)
足趾の柔軟性改善
隣り合う足趾を上下反対方向へ動かす
横アーチの柔軟性改善
上凸の横アーチの目指す
母趾球と小指球を足底で近づけるよう実施
足内在筋の活性化
Toe curl
母趾頭と踵骨を近づけながら屈曲
つまり内側縦アーチが上がる
b:Spread out 
①足趾伸展(Windlass肢位)
②母/小趾外転
③母/小趾下制
いずれも内側縦アーチが下がらないよう意識すること!
*(足の内側に力が入っているんを感じながら)
    ↓
C:Windlass肢位の保持a:静的荷重下での保持
            b:動的荷重下での保持
a:静的荷重下での保持
Windlass肢位の保持において
静的立位姿勢でのWindlass肢位を保つ
①足趾を伸展/外転させる
②土踏まずを上げる
③骨盤を少し前に出す
④10秒程度保つ
*重要なのは③で骨盤を少し前に出す際は、
反り腰のようにして前に出さない事
体ごと前に出して、その分重心が前方に行き
内側縦アーチに負担が来るので、
つぶれないようにキープすることで
Windlass肢位の保持に繋がる
b:動的荷重下での保持
起立ー着座動作において
足趾と土踏まずが下がらないように意識すること
静的荷重下と動的荷重下がマスターできたら
次は重心移動における足部を作っていこう

理想的な片脚立位と重心移動

理想的な片脚立位時の要素は?
股関節での制御→体幹の正中位保持
        骨盤の水平保持
        下肢の外側傾斜
機能的足部→踵骨回外/距骨外旋域
      リスフラン関節底屈域/回内位
      内側縦アーチ高の増加
      内側/外側列の直線的配列
理想的な重心の外側移動戦略として、
前額面において
脊柱正中位保持、骨盤正中位保持
股関節内転域
距骨回外域
前足部回内位
内側縦アーチ挙上
母趾球持続接地
片脚立位テストの方法/平均値/基準値(カットオフ値)+運動への応用
矢状面上では、
脊柱長軸伸展位
骨盤水平保持
股関節伸展域
膝関節伸展域
足関節背屈位
内/外側直線的配列
足趾長軸伸展位保持
この重心移動において外側移動のトレーニングとして、
①上肢挙上側と対側への体幹側屈
②挙上側下肢への骨盤の移動
③挙上側下肢への荷重量増加
④③の荷重量を維持したまま体幹を正中位までの戻す
⑤片脚立位時へ移行
例えば右上肢挙上させると
①体幹をへ側屈、
②左側屈したまま右側へ骨盤の移動
右足部へ荷重をのせる
右足部へ荷重をのせたまま体幹を正中位まで戻す
右足部を用いての重心移動

歩行について

足関節において立脚期、遊脚期における
アーチの関係について話すと
IC~LR(足が地面に着く):内側縦アーチ系が関与
MST~PSW(足より前方に位置する):横アーチ系が関与
Rocaker機能で話すと
歩く"を少し科学してみる 1 "ロッカーファンクション" : few against many
Heel rocker:踵のみ接地
Ankle rocker:踵+足底のみ接地
Forefoot rocker:足趾のみ接地
踵離地から足趾接地までの間(ForefootRocker)が
最も不安定
→歩行時の問題点が起こりやすい

 

 

足首が硬くなる「ハイヒール」にご用心。

日本人はもともと足のアーチが平たい

「扁平足傾向」の人が多く、

約7割にも及ぶ。

「男性のほうが骨格や構造がしっかりしてるいるが

女性は骨格が弱いぶん、足の構造も崩れやすい。

特に踵の高い靴を常用していると、アキレス腱が収縮し、

足首の柔軟性が失われやすい」

私たちが歩く時は、まず踵が着いて、足首が前に倒れ、

後ろに蹴り出すことで前に進む。

一連の動作には「足首がしなやかに動くこと」が

必要不可欠だ。

 

 

 

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